原神のスマホプレイが重い原因と軽くする方法を詳しく解説

原神は、2020年にリリースされた大ヒットオープンワールドゲームです。

プレイの自由度が高く、美しいグラフィックも楽しめる作品となっていますが、それだけに多くの端末リソースを必要とします。

スマホ版原神でも容量が大きいため、ゲームプレイ中に動作が重くなったり、不安定になったりしてストレスを感じてしまう方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、原神が重くなる原因、改善方法などを解説していきます。

サクサクと快適にプレイできるスマートフォンを探している方は、ぜひ参考にしてください。

目次

原神のスマホプレイが重い・ラグくなる原因

原神をスマートフォンでプレイする際に重くなったり、ラグが発生したりする原因について見ていきましょう。

ストレージ容量が不足している

ストレージがいっぱいなスマホ

重くなる原因として考えられるのは、ストレージの容量不足です。容量が大きいゲームアプリであるため、ある程度の空き領域が必要です。

原神の公式サイトによると、iOSとAndroidのどちらも30GB以上の空き容量を推奨しています。

まずは、お手持ちのスマートフォンの空き容量がどのくらいなのかを確認してみると良いでしょう。

空き容量が30GB以下だった場合には、不要なアプリや写真フォルダを整理しましょう。

スマートフォンが古い・スペック不足

古いスマートフォン

古い機種、あるいはスペック不足が原因で重くなることもあります。

原神の公式サイトでは、Android 11.0以上、iOS 11.0以降を推奨しています。

以下の表は公式サイトから引用した詳しい推奨スペックですが、2023年の8月から更新されていません。

実態としてはもう一回り高いスペックを持っていた方が快適にプレイできると思います。

OSAndroidiOS
対応可能デバイス推奨デバイス推奨デバイス
CPUArm v8a 64bitSnapdragon 855、Kirin 820以上
RAM4GB以上6GB以上
OSAndroid 8.0以上Android 11.0以上iOS 11.0以降
ストレージ30GB以上30GB以上30GB以上
スマートフォン版原神の推奨スペック

原神のサーバーが混み合っている

スマートフォンのストレージ容量、スペック、OSに問題がない場合でも、サーバーが混んでいると重くなることもあります。

夜間帯は混雑していることが多いため、混雑していない時間帯を狙ってプレイするのも手です。

スマートフォンが発熱している

たくさんの処理をしているとスマートフォンが発熱していきます。

スマートフォンそのものには冷却装置は付いていません。金属部分から熱を逃して冷却する仕組みのため、原神のように多くの処理を必要とするアプリを起動していると、どうしても冷却が間に合わず発熱してしまいます。

発熱しすぎてしまうと動作が重くなる原因となります。

自宅のネット回線が混み合っている

マンションはアパートなどの集合住宅の場合、同じインターネット回線を利用している人数が多いため、時間帯によっては混み合う可能性があります。

原神以外のアプリケーションやPCや他のインターネット接続機器も通信速度が遅い場合、自宅ネットワークの回線が原因かも知れません。

原神が重い・ラグい場合の改善方法

原神が重くなったり、不安定になる場合の改善方法をご紹介します。

原神のグラフィック設定を下げる

グラフィック設定が高いと、処理が重たくなる可能性があります。

グラフィックの画質を高くしてプレイしている場合は、低くしてみると良いでしょう。

グラフィック設定の画質を下げる方法

ホーム画面から「設定アイコン」をタップします。

原神の設定アイコン
原神の設定アイコン

メニューから「画面」を選択し、「グラフィックス」の「画質」を「低」もしくは「最低」にします。

グラフィックス設定画面
グラフィックス設定画面

「互換モード」を活用してグラフィック設定を下げる方法

原神のVer4.8からリリースされた機能で、この機能をオンにするとデバイスの環境に合わせてグラフィックス設定を調整してくれます。

ホーム画面から「設定アイコン」をタップします。

原神の設定アイコン
原神の設定アイコン

メニューから「画面」を選択し、「その他の設定」の「互換モード」を「ON」にします。

互換モードの設定画面
互換モードの設定画面

ストレージの空き容量を増やす

ストレージの空き容量を増やすことでも、状況が改善される場合があります。

まずはスマートフォンの空き容量を確認してみて、ストレージに余裕があるか確認してみてください。

余裕がない場合は不要なアプリを削除したり、写真を整理してみましょう。

写真の整理は「iCloud」や「Amazon Photos」などのオンラインストーレージサービスに移行させるのもありです。

スマートフォンを冷却する

スマートフォンがかなり発熱している場合は、熱を取り除いてあげましょう。

具体的には以下のような対策が効果的です。

  • 扇風機や冷房の効いた部屋でプレイする
  • スマホカバーを外す
  • 冷却ファンなど冷却グッズを使用する

原始的ですが、気温の高い環境だとデバイスも高温になりやすくなります。(映画「サマーウォーズ」でも部屋中に氷を置いてサーバーを冷やしているシーンがありますね。笑)

扇風機で熱を循環させたり、部屋が暑い場合は冷房をつけて冷やしましょう。

また、スマートフォンは筐体の金属部分で排熱します。スマホカバーがあるとうまく排熱できないため、スマホカバーを取りましょう。

スマートフォンを冷やす冷却グッズもたくさんありますので、うまく活用してみてください。

バックグラウンドで起動しているアプリを停止させる

スマートフォンアプリは開いている時以外でもバックグラウンドで動作しているものもあります。

バックグラウンドで動作しているアプリや使っていないアプリを閉じることでCPUへの負荷を軽減できますので、確認しておきましょう。

【iPhone】バックグラウドで動作しているアプリを確認する方法

「設定」から「一般」→「アプリのバックグラウンド更新」を開きます。

アプリのバックグラウンド更新設定画面
アプリのバックグラウンド更新設定画面

上部にある「Appのバックグラウンド更新」をタップしてください。

バックグランド更新設定のアプリ一覧
バックグランド更新設定のアプリ一覧

「オフ」を選択するとすべてのアプリでバックグラウンド更新が停止されます。

アプリのバックグラウンド更新画面
アプリのバックグラウンド更新画面

「オフ」にするとLINEなどの通知や音楽産生アプリのバックグラウンド再生などができなくなりますので、原神で遊ぶ時以外は有効化しておくことをおすすめします。

【Android】バックグラウドで動作しているアプリを確認する方法

「設定」から「バッテリー」→「バッテリー使用量」を開くと、バッテリーを多く使用しているアプリ一覧が表示されます。

任意のアプリを選択し、「バックグラウンドでの使用を許可」をオフにすれば、バックグラウンドでの通信を制限することができます。

ただ、Androidの場合、デバイスやOSのバージョンによって設定手順が異なります。

以下の記事に詳しい手順が書かれていますので、参考にしてみてください。

Wi-Fiルーターを再起動してみる

Wi-Fiの電波は、他のデバイス(電子レンジ、Bluetoothデバイスなど)や近隣のWi-Fiネットワークと使用チャンネルが被ることがあります。

使用チャンネルが被り、ネットワークが干渉すると回線が不安定になります。そういったケースでは、Wi-Fiルーターを再起動すると、ルーターが最適なチャンネルを再選択し、干渉を最小限に抑えることができます。

スマートフォンの買い替えを検討する

古い機種の場合は、グラフィックの設定を下げたり、ストレージの空き容量を増やしたりしても改善されない可能性が高いでしょう。

その場合は、スペックの高いスマートフォンへの買い替えを検討することをおすすめします。

Android端末であれば、CPUがSnapdragon 8+ Gen 1以降の機種で、「Zenfone 9」や「Xiaomi 12T Pro」以降もモデルがおすすめです。メモリ容量は8GBあれば安心です。

iPhoneであればiPhone13以降のモデルであれば、原神を高画質、60fpsの設定でもプレイすることができると思います。

自宅のネット回線を見直してみるのもあり

原神のみならず他のインターネット接続端末でも回線速度が重い場合は、光回線ごと見直してみるのも効果的です。

ゲームを快適にプレイするのみおすすめなのが、IPv6対応でPing値が低い光回線です。

「hi-ho ひかり with games」や「enひかり」、「GameWith光」など光回線を利用するのもおすすめです。

原神のスマホプレイにおすすめなスマートフォン

最後に、原神をスマートフォンで楽しむ際におすすめの端末をご紹介していきます。

快適にプレイを楽しみたいと思っている方は、以下にご紹介するスマートフォンを選んでみると良いでしょう。

Samsung Galaxy S24 Ultra

Samsungから発売されているGalaxy S24 Ultraは、2024年4月11日に登場したモデルです。

2,600nitsのディスプレイを搭載しているため、より美しいグラフィックが楽しめます。

ストレージ容量は、256GB、512GB、1TBから選択可能です。

十分なストレージ容量となっていますので、容量不足の心配もないでしょう。

モデル256GB512GB1TB
CPUSnapdragon® 8 Gen 3 Mobile Platform for Galaxy
ストレージ256GB512GB1TB
メモリ12GB12GB12GB
Samsung Galaxy S24 Ultraのスペック概要

ASUS ROG Phone 6

ASUSのROG Phone 6は、6.78型 ワイドAMOLEDディスプレイを搭載しており、大きな画面でプレイできます。

Qualcomm® Snapdragon® 8+ Gen 1モバイルプラットフォームを搭載していますので、重たいゲームでもサクサクとプレイできるでしょう。

モデル256GB512GB
CPUSnapdragon® 8+ Gen 1
ストレージ256GB512GB
メモリ12GB16GB
ASUS ROG Phone 6のスペック概要

ASUS ROG Phone 7

ASUSのROG Phone 7は、かっこいいツートンカラーが特徴です。

最新のSnapdragon® 8 Gen 2のほか、冷却機構のGameCool 7、AMOLEDディスプレイなどを搭載し、ゲームに最適化されたモデルとなっています。

モデル256GB
CPUSnapdragon® 8 Gen 2
ストレージ256GB
メモリ12GB
ASUS ROG Phone 7のスペック概要

Nubia REDMAGIC 9 Pro

NubiaのREDMAGIC 9 Proは、Snapdragon 8 Gen3チップセットを搭載したハイスペックなモデルです。

業界最大級の6500mAhバッテリーを搭載していますので、バッテリー切れを気にせずにプレイできるでしょう。

モデル256GB512GB
CPUSnapdragon® 8 Gen 3
ストレージ256GB512GB
メモリ12GB16GB
Nubia REDMAGIC 9 Proのスペック概要

Xiaomi Bkack Shark 5 Pro

XiaomiのBkack Shark 5 Proは、ゲーム用に設計されたOSを搭載したモデルです。

リフレッシュレート144Hz、タッチサンプリングレート720Hzを実現しており、重たいゲームも快適にプレイできます。

モデル256GB
CPUSnapdragon® 8 Gen 1
ストレージ256GB
メモリ12GB
Xiaomi Bkack Shark 5 Proのスペック概要

Sony Xperia 1V

SonyのXperia 1Vは、eスポーツの公式競技端末に採用されたモデルです。

ゲーム専用の画質設定、オーディオイコライザー、L-γレイザー(ローガンマレイザー)など、ゲームに特化した機能を搭載しています。

サウンドエンジニアが監修したフルステージステレオスピーカーも搭載していますので、ゲームサウンドも楽しめることでしょう。

モデル256GB512GB
CPUSnapdragon® 8 Gen 2
ストレージ256GB512GB
メモリ12GB16GB
Sony Xperia 1Vのスペック概要

まとめ

原神が重くなる場合は、ストレージ容量やスペックなどを満たしているかを確認してみると良いでしょう。

古いスペックのスマートフォンは動作が重くなったり、不安定になりやすかったりしますので、思い切って新しい端末に買い替えるのも手です。

ハイスペックなスマートフォンを購入すれば、よりきれいな画面で快適に楽しめるようになるでしょう。

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