原神は自由なプレイや協力バトルが楽しめるオープンワールドゲームです。
ベネット、アルハイゼン、ファルザンなどの魅力的なキャラクターもたくさん登場するゲームです。
ハイクオリティなグラフィックが楽しめるゲームですが、使用するデバイスのスペック、インターネット環境、サーバーの状況によっては動作が重くなりやすい面もあります。
プレイ中に、ラグやカクつきを経験したことがある方もいるのではないでしょうか。
そこで、本記事では、PC版の原神が重くなる原因や改善方法、快適にプレイできる通信目安などをご紹介していきます。
スマホ版原神の場合は対応方法が異なりますので、以下の記事を見てみてください。
原神が重い・ラグくなる原因
原神をプレイしている時に、動作が重くなる、ラグが生じるなどのトラブルが発生すると、スムーズにプレイできなくなってしまいます。
頻繁にそういったトラブルが起こると、ストレスに感じてしまうことでしょう。
そんな時には、原因を探ってみることをおすすめします。ここでは、原神が重い・ラグくなる原因をいくつかご紹介します。
原神サーバーが混んでいる
原神が重くなる原因としてよくあるのが、サーバーの混雑です。
同時に接続しているプレイヤーが多くなると、サーバーに負担がかかり、重くなってしまうことがあります。
特に、イベントのスタート時、メンテナンス終了後、大規模なアップデートが行われた時などは、たくさんのプレイヤーが接続するため、普段よりもサーバーがより混雑しやすい傾向です。
サーバーが混み合うと、情報の処理が間に合わなくなってしまい、遅延が発生しやすい状況となります。
その結果、原神のプレイ中に動作が重くなったり、ラグくなったりするのです。
原神の動作が重いと感じた時は、少し時間を空けてから、もう一度ログインしてみると良いでしょう。
PCのスペックが足りていない
PCのスペック不足が原因となる場合もあります。
公式サイトにて原神をプレイするのに必要なPCスペックが記載されていますが、4年前のアナウンスなので、アップデートされ続けている現代ではさらに一回り余裕を持たせたスペックが必要でしょう。
推奨スペック | 対応可能スペック | |
---|---|---|
OS | Windows 7 SP1 64-bit / Windows 8.1 64-bit / Windows 10 64-bit | Windows 7 SP1 64-bit / Windows 8.1 64-bit / Windows 10 64-bit |
CPU | Intel Core i7(第4世代以上)及びより優れた性能をもつもの | Intel Core i5(第4世代以上)と同じ性能を持つもの |
RAM | 16GB | 8GB |
ビデオカード | NVIDIA GeForce GTX 1060 6GB及びより優れた性能をもつもの | NVIDIA® GeForce® GT 1030及びより優れた性能をもつもの |
DirectXバージョン | 11 | 11 |
初回インストールに必要なストレージ | 150GB以上の空き容量を要する | 100GB以上の空き容量を要する |
通常ストレージ | 100GB以上の空き容量を要する | 60GB以上の空き容量を要する |
このスペック以下のPCを使用している場合は、動作が重くなることや不安定になる可能性があります。
PCの発熱が激しい(冷却が足りない)
PCには起動中に発熱を排熱するファンがついており、一定以上の温度にならないような仕組みになっていますが、多くの処理を必要とするソフトウェアを動かしている場合にCPUやGPUが高温になってしまうことがあります。
PCの発熱が激しい場合はそれだけCPUやGPUに負荷がかかってしまっているということなので、次第に処理が追いつかず動作が重くなってしまいます。
CPU/メモリ/ストレージ容量の空きが少ない
十分なスペックを持ったPCを用意していても、他のソフトウェアによってリソースを消費し、CPUやメモリの空き容量が足りないこと場合も、動作が重くなる場合があります。
タスクマネージャーでメモリの使用状況を確認したり、ストレージに空きがあるか確認してみましょう。
ネット回線が遅い
PC自体は問題なくてもネット回線が混み合っていたり、回線速度が遅いとプレイに影響がでます。
光回線であれば多くの場合は問題ないと思いますが、ホームルーターを使っている場合や光回線でもWi-Fiルーターが古いものの場合、重くなる可能性があります。
原神を快適にプレイできる通信目安
原神に限らずゲームのプレイ環境の快適さは「Ping値」と「回線速度」をチェックすると良いです。
ここでは原神を快適にプレイする上で目安となるPing値と回線速度を解説します。
Ping値の目安
原神ではプレイ画面の右上にPing値が常に表示されています。
快適にプレイできる目安としては「30~60ms」程度かそれ以下となります。「20ms」を下回ればかなり快適にプレイできると思います。
以下の表はオンラインゲーム時のPing値別の快適さレベルを表にしたものです。あくまで参考値ですが、快適にプレイする基準となります。
Ping値 | 快適さレベル | 状態 |
---|---|---|
0 ~ 30ms | 非常に快適 | 通信遅延がほとんど感じられない。対戦型FPSやMMORPGなどで理想的な環境。 |
30 ~ 60ms | 快適 | わずかな遅延はあるが、ほとんどのゲームで問題なくプレイ可能。 |
60 ~ 100ms | やや快適 | 若干の遅延を感じることがあるが、ゲームプレイには大きな支障はない。 |
100 ~ 150ms | 普通 | 遅延が感じられる。反応速度が重要なゲームでは影響が出るが、カジュアルなプレイは可能。 |
150 ~ 200ms | やや不快 | 反応速度が必要なゲームではストレスを感じる。ラグが発生することが増える。 |
200 ~ 300ms | 不快 | 遅延が目立ち、プレイに支障が出る。ラグや同期ズレが頻繁に発生する。 |
300ms 以上 | 非常に不快 | 大きなラグにより、正常なプレイがほぼ不可能。ゲームの操作が遅延し、動作が不安定になる。 |
Ping値が遅いとどうなる?
Ping値が遅いとダメージ判定が遅れ、ワンテンポ遅れてダメージとノックバックが出てくるような状態となります。
他にもドロップアイテムが拾いづらくなったり、マルチプレイ時に他のプレイヤーの挙動がおかしいなどストレスフルなプレイ環境となってしまいます。
回線速度の目安
インターネット回線の速度もプレイの快適さに影響します。
一般的に下りの速度が「30Mbps」以上あれば、夜の時間などサーバーが混雑しやすい時間帯でも問題なくプレイできると言われています。
上りの速度は「10Mbps」程度あれば十分ですが、動画配信などを行う場合は「30Mbps」以上必要となります。
大型アップデートがあった際でもダウンロードに時間をかけず、快適にプレイしたい方は下り速度で「100Mbps」以上が望ましいでしょう。
ネットの通信速度を測定する方法
現在使用しているインターネット回線の速度を測定できるサービスがいくつかあります。
NETFLIXが提供している「Fast.com」やみOoklaが提供している「Speedtest」が有名で、ブウラザから簡単にレイテンシやアップロード、ダウンロード速度を計測することができます。
Speedtestの使い方
中央になる「GO」をクリックします。
しばらく待機すると計測結果が表示されます。
画像
Fast.comの使い方
自動的に計測が始まりますので、しばらく待機しましょう。
計測結果が表示されます。
原神が重い・ラグい場合の改善方法
原神が重くなったり、ラグなどが生じたりした際の改善方法をいくつかご紹介します。
PCを再起動する
動作が重いと感じた時は、一度PCを再起動してみると良いでしょう。再起動すると、作業中のプロセスが終了して、メモリが一掃されます。
再起動後は、動作が軽くなることもありますので、試してみると良いでしょう。
ファンでPCを冷却する
PC本体が熱くなっていないかを確認してみてください。熱がこもった状態になると、動作が重くなり、不安定になることがあります。
ノートPCの場合は熱が破損の原因となることもありますので、注意が必要です。
PC本体の熱を下げるために、冷房や扇風機を稼働させておくと良いでしょう。
かなりPC本体が熱くなっている場合は、一旦電源を切ってしばらく放置したほうが良いかもしれません。
PCに冷却ファンなどの冷却アクセサリーを取り付けておくのも有効な方法です。
有線接続に変更する
無線接続は、電波の届きにくい場所では通信速度が低下しがちです。また、ほかの家電製品の影響を受けて、通信が不安定になることもあります。
Wi-Fiルーターを使用して無線接続している場合は、有線接続に切り替えてみるのも手です。
ケーブルでルーターとPCをつなげば、安定した状態でインターネットが利用できるようになります。
メモリの空き容量を増やす
メモリが足りない場合は、増設して空き容量を増やしておくと良いでしょう。
メモリは自分で増設することも可能です。
PC購入時に付属していたマニュアル、PCメーカーの公式サイトなどで手順を確認してみてください。
自力での取り付けが難しい場合は、専門業者へ依頼してみると良いでしょう。
モニターのリフレッシュレートを変更する
使用しているモニターのリフレッシュレートの設定も見直してみると良いでしょう。
モニターは、144Hzや240Hzなどのリフレッシュレートの設定が可能です。
たとえば、原神は最大で60fpsの出力が可能となっています。
原神のフレームレートを60fpsに設定したいのであれば、モニターのリフレッシュレートを60Hzに設定するのがおすすめです。
原神のフレームレートに合わせて、最適なリフレッシュレートを設定してみてください。
Windowsのモニターリフレッシュレートの変更方法
Windowsでは「Windowsマーク」→「設定」をクリックします。
「システム」→「ディスプレイの詳細設定」をクリックしてください。
「リフレッシュレートの選択」から設定できます。
macOSのモニターリフレッシュレートの変更方法
macOSではメニューバーの「リンゴマーク」→「システム設定」→「ディスプレイ」から設定可能です。
設定するディスプレイを選択し、「リフレッシュレート」の設定を変更します。
ネットへの接続端末を減らす
Wi-Fiルーターは、パソコンのほかに、スマートフォン、タブレット、ゲーム機器などの複数のデバイスを無線で接続できるのがメリットです。
ただし、同時に接続するデバイスが増えると、通信速度が不安定になることがあります。
安定してプレイするためにも、原神を楽しむ際には、不要なデバイスの接続をできるだけ減らしておくと良いでしょう。
ルーターを再起動してみる
原神の動作が重くなったら、PCだけでなくルーターも再起動してみると良いでしょう。
ルーターを再起動すると、空いたチャンネルを再び選択されるため、通信速度が回復することがあります。
ネット回線の乗り換えを検討する
上記の対策を講じてもまだ動作が重い場合、ネットワークの回線自体が貧弱な可能性があります。
低速なインターネット回線では通信速度が遅いため、ゲームを快適に楽しむのは難しいでしょう。
高速な光回線へ乗り換えを検討しても良いかもしれません。
高速回線を導入すれば、ゲーム以外のコンテンツもストレスなく楽しめるようになります。
原神のゲーム設定でラグを改善する方法
原神のゲーム設定でラグを改善する方法をいくつかご紹介します。
グラフィック設定を下げる
原神のオプション画面でグラフィックの設定を行うことができます。
動作が重い時は画質を「低」もしくは「最低」にすることをおすすめします。
「最低」にしてもそこまで画質が劣化するわけではありませんので、動作のカクツキが気になる方は確認してきましょう。
視覚効果を下げる
視覚効果はオブジェクトの影の深さなど環境光の度合いを設定する項目です。
正直なところ見た目にはあまり違いは現れない項目なので、「低」もしくは「最低」にしても問題ありません。
原神にGPUの処理を優先的に割り当てる
こちらは原神のオプションではありませんが、Windowsの設定でGPUを原神に優先的に割り当てることで、GPUの処理を効率的にすることができます。
Windowsでは「Windowsマーク」→「設定」→「ディスプレイ」→「グラフィック」をクリックします。
「参照」をクリックして、「GenshinImpact」を追加し、「高パフォーマンス」に設定します。
原神の快適プレイにおすすめな光回線
GameWith光
「GameWith光」は、株式会社GameWithが提供する光回線サービスで、主にオンラインゲームやeスポーツ向けに設計されています。
このサービスはNTTの光回線を利用した光コラボレーションで、専用帯域によりラグを軽減し、快適なゲームプレイを実現します。
月額料金にはプロバイダ料も含まれており、フレッツ光からの乗り換え(転用)や光コラボからの乗り換え(事業者変更)なら工事費は基本的にかかりません。
最大速度1Gbpsのプランに加え、10Gbpsの「GameWith光10G」や法人向けの「GameWith光Pro」も提供しています。
株式会社GameWithは、ゲーム攻略サイトやeスポーツチームを運営する上場企業であり、その信頼性と通信速度の速さから、ゲーマーにとっておすすめの光回線です。
メリット | デメリット |
---|---|
専用帯域で回線が安定している ゲーム専用光回線で低Ping値を実現 | スマホのセット割がない 光テレビや光電話はない 一般的な光回線に比べると月額料金が若干高い |
1Gプラン | 10Gプラン | Proプラン | |||
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月額料金 | ファミリータイプ:6,160円 マンションタイプ:4,840円 | ファミリータイプ:7,370円 マンションタイプ:7,370円 | 19,800円 | ||
基本工事費 | フレッツ光クロス/他コラボ光10Gをご利用中の方 | 0円 | フレッツ光クロス/他コラボ光10Gをご利用中の方 | 0円 | 67,320円 |
その他回線をご利用中/未利用の方 | 立ち会い工事あり:22,000円 立ち会い工事なし:3,300円 | その他回線をご利用中/未利用の方 | 立ち会い工事あり:22,000円 立ち会い工事なし:3,300円 | ||
手数料 | 2,200円 | 3,300円 | 3,300円 | ||
解約金 | 9,500円 | 19,800円 | |||
Wi-Fiルーターレンタル | なし | ||||
契約期間 | 2年間 | ||||
提供エリア | 全国 | ||||
セット割 | なし |
hi-hoひかり with games
「hi-hoひかりwith games」は、株式会社ハイホーが提供する光回線サービスで、オンラインゲームや配信者向けに特化しています。
ハイホーは、Panasonicを前身とする老舗の通信事業者で、25年以上の実績があります。
オンラインゲームで避けたいラグを軽減する仕組みを取り入れており、ピーク時でも速度が落ちにくい専用システムを採用しています。
FPSや格闘ゲーム、動画配信を快適に楽しむために最適な光回線です。
メリット | デメリット |
---|---|
ゲーミング専用の高性能ルーターがレンタルできる 1ヶ月無料特典があるので、乗り換え負担が少ない ゲーム専用光回線で低Ping値を実現できる | 工事費無料などの特典がない 一般的な光回線に比べると月額料金が若干高い 解約は電話でしかできない |
hi-ho NET | hi-ho NET クロス | hi-ho ひかり | hi-ho ひかり クロス | |
---|---|---|---|---|
月額料金 | 2,640円~ | 3,300円~ | ファミリータイプ:6,160円~ マンションタイプ:4,840円~ | 7,590円~ |
基本工事費 | 立ち会いあり:11,660円〜22,000円 立ち会いなし:3,300円 | |||
手数料 | 3,300円 | |||
解約金 | 9,500~36,571円 | |||
Wi-Fiルーターレンタル | 1,100円 | |||
契約期間 | 2年間 | |||
提供エリア | 全国 | |||
セット割 | なし |
NURO光
「NURO光」は、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が提供する光回線サービスで、独自の通信方式により下り最大2Gbpsの高速通信を実現しています。
低価格でありながら、他の回線と比べて時間帯による速度低下が少なく、安定した通信が可能です。
従来は関東エリアのみ対応でしたが、エリアを順次拡大中です。大容量通信を必要とする動画視聴やオンラインゲームでも、遅延が少なく快適に利用できる光回線です。
メリット | デメリット |
---|---|
10GBの月額料金が安い 通常プランでも2Gbpsの高速回線 ソフトバンクのスマホが割引 NUROでんき・ガスセット割がお得 Wi-Fiルーター無料レンタル 独自回線(ダークファイバー)で安定して回線を実現 | 対応エリアが限定されている NURO光 for マンションに対応したマンションがまだ少ない |
2Gプラン | 10Gプラン | |
---|---|---|
月額料金 | 3,850円~ | 4,400円~ |
基本工事費 | 44,000円 ※特典利用で実質無料 | 44,000円 ※特典利用で実質無料 |
手数料 | 3,300円 | 3,300円 |
解約金 | 3,850~3,740円 | 4,400円 |
Wi-Fiルーターレンタル | 無料 | |
契約期間 | 2年間 or 3年間 | |
提供エリア | 全国 | |
セット割 | なし |
auひかり
「auひかり」は、KDDIが提供する独自回線を利用した光回線サービスです。
独自回線のため、ユーザー数が限定され、回線混雑による速度低下が少なく、安定した高速通信が可能です。速度重視の方に特におすすめです。
また、auスマホユーザーには「auスマートバリュー」などの割引が適用され、お得に利用できる点も大きなメリットです。
フレッツ光などの他回線とは異なり、NTT回線を使用していないため、安定性に優れています。
メリット | デメリット |
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au、UQモバイルのスマホが割引 独自回線(ダークファイバー)で安定して回線を実現 ホーム「ずっとギガ得プラン」の料金は年々安くなる 初期工事費がキャンペーンで実質無料 プロバイダの選択肢が豊富 | 対応エリアが限定されている 対応しているマンションがまだ少ない |
ホーム1ギガ | ホーム5ギガ | ホーム10ギガ | マンション | |
---|---|---|---|---|
月額料金 | 5,610円~ | 5,610円~ | 6,468円~ | 3,740円~ |
基本工事費 | 41,250円 | 33,000円 | ||
手数料 | 3,300円 | |||
解約金 | 4,460~16,500円 | |||
Wi-Fiルーターレンタル | 660円 | |||
契約期間 | 2年 or 3年 | |||
提供エリア | 全国 | |||
セット割 | au、UQモバイルのスマホが割引 |
まとめ
原神の動作が重くなったり、不安定になったりしたら、まずはPCやルーターを再起動してみると良いでしょう。
ネット回線の乗り換え、ハイスペックなPCの買い替えなどを検討してみるのも良いかもしれません。